ヨーロッパ周遊記
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「モンサンミシェルは天空の神の国」

フランスでもっとも有名なモンサンミシェル(Mont-saint-Michel)。
フランスのブルターニュ半島とコタンタン半島との間にある小島です。

モンサンミシェル

8世紀初め頃に建てられた小礼拝堂をベースとする、
ベネディクト会修道院の建物があります。

モンサンミシェルがあるその場所は、海岸線から1キロほど沖に出た岩山なんです。
干潮の差が非常に激しい湾にあるので、時によって見せる顔を変化させます。

潮が満ちている時は海に浮かぶ孤島のように、その姿はどこか幻想的です。

そもそも、モンサンミシェルは「大天使ミカエル」(フランス語でサン・ミッシェル)
からオベール司教へのお告げで、一夜にして海に囲まれた孤島に変身したと伝えられています。

ミカエルが、「あの岩山に聖堂を建てなさい」とお告げをされたのが始まりだそうです。

ミカエルは1度ならず3度現れたそうですが、
オベール司教は夢だと思い行動に移さなかったところ、
3度目に現れた時、オベール司教の頭に指を突っ込み
強硬手段でお告げを示したそうです。

ミカエルが指示した内容に「天から霜が降りた場所を乾かして、そこに聖堂を建てよ」と
いうお告げがありました。

先ほど話で出てきた岩山は、ケルト人がトンブ山と呼んでいた場所で、
崇拝している場所でもあったのですが、そのトンブ山に小さな聖堂を建てると、
それまで陸続きだったその場所は、一夜にして海に囲まれる孤島になったと言われています。

そんな美しいモンサンミシェルもいろんなことがありました。
16世紀、宗教戦争の時は、カトリックの過激派グループの拠点になりました。

さらにフランス革命後の18世紀には、監獄として使用され、
司祭や反体制派の多くの人たちが、囚人として送り込まれました。

しかし、モンサンミシェルが監獄として使われなくなると、
ロマン派の小説家達が、中世芸術を再び呼び戻すことに成功しました。

再び憧れと崇拝の場所として注目されるようになったのです。
これをきっかけに、モンサンミシェルは1874年から修復開始されました。

1879年には、直接島に渡れるように堤防伝いに道が作られ、
その頃は、鉄道も走っていたそうです。

1979年、ユネスコの世界遺産に登録されて、
今では年間300万人もの観光客が訪れる世界でも有数の観光地です。

夜のモンサンミシェル